広告 空き家

空き家解体補助金 大阪【2026年最新】6つの市区町村の制度を比較・申請条件と流れ・解体しない選択肢まで解説

目次

大阪府内で空き家の解体を検討する場合、市区町村ごとに補助金制度が用意されており、条件を満たせば解体費用の一部(最大で170万円)が支給されます。ただし、これらの補助金には①市区町村ごとに制度が異なる、②工事着手前の申請が絶対条件、③先着順で予算上限あり、という3つの共通ルールがあります。この記事では大阪府内の主要6市区町村の制度を比較し、申請の流れ・注意点・さらに補助金が使えない場合の出口まで解説します。

この記事でわかること:

  • 大阪市・東大阪市・岸和田市・寝屋川市・枚方市・泉大津市の解体補助金制度の比較
  • 大阪市の制度が2026年度にどう拡充されたか(対策地区105万円・重点地区170万円)
  • 申請の流れと、つまずきやすい実務上のポイント(登記・共有・予算切れ)
  • 補助金が使えない場合の現実的な選択肢(現況買取との比較)

この記事を書いた人

訳あり不動産 買取相談センター 編集部
共有持分・再建築不可・空き家・相続不動産など、売却時に判断が難しい不動産情報を調査・整理する編集チームです。公式情報や公開データをもとに、相談先選びで迷いやすいポイントを中立的にまとめています。

PR|本コンテンツには広告リンクを含みます。掲載内容は各社の公式サイト等で確認できる情報をもとに整理しています。

空き家の売却で迷ったら

空き家は「片付け・解体前」に無料査定を

空き家は放置期間が長いほど条件が悪くなりやすく、解体してから後悔するケースもあります。現況のまま買い取れる業者に、片付けや解体の前にまず査定を出すのが得策です。

編集部イチ押し

空き家の売却に、まずこの1社

アルバリンク全国対応

株式会社AlbaLink(訳あり物件買取プロ)

東証上場の訳あり物件買取専門。空き家・ゴミ屋敷・事故物件まで、他社で断られた物件も全国で現況買取。残置物や老朽化もそのまま相談できる。

  • 空き家・ゴミ屋敷・事故物件を現況のまま買取
  • 東証上場企業の安心感と全国対応
  • 他社で断られた空き家も相談しやすい
全国対応東証上場企業他社で断られた物件も
無料査定を申し込む 無料・1分で入力完了/しつこい営業なし

あわせて査定を比べたい専門業者

ワケガイ全国対応

株式会社ネクスウィル

空き家・残置物を現況のまま。士業連携で相続や登記もまとめて相談可。

全国対応最短3日で現金化士業連携
無料査定を申し込む
ラクウル全国対応

株式会社ネクサスプロパティマネジメント

AI査定で空き家の価格目安がすぐわかる。全国対応で最短即日査定。

全国対応最短即日査定査定・現地調査無料
無料で査定額を見る
レステコ茨城県

株式会社レステコホーム

茨城県の空き家に特化。片付け・相続手続きの負担ごと相談したい人に。

茨城県特化空き家・片付けに強い相続手続きも相談可
無料相談する

※ 買取価格や対応可否は、物件の所在地・状態・権利関係・登記状況・残置物の有無などで変わります。1社だけで決めず、複数社の査定条件を比較することをおすすめします。

掲載順・掲載内容は当サイト編集部の評価基準(対応範囲・公開情報の充実度・スピード等)によるものです。各社の対応領域は時期により変わる場合があります。

大阪の空き家解体補助金、まずはこの3つを押さえよう

細かい制度の説明に入る前に、大阪の空き家解体補助金に共通する3つのルールを先に理解しておきましょう。

ルール1:「空き家解体補助金」という名前の全国統一制度はない

補助金の有無・内容・金額は、空き家がある市区町村ごとに条例や要綱で決まっています。お住まいの市区町村の制度を個別に確認する必要があります。

ルール2:工事に着手する前に申請しなければならない

ほぼすべての自治体で、解体工事の契約前または着手前に交付申請が必要です。「工事が終わってから請求しよう」と考えても、原則として補助金は受けられません。大阪市の場合は申請から40日以上前に着手してはいけないと明確にルール化されています。枚方市・東大阪市でも「契約(着手)後の申込みは受け付けられません」と明記されています。

ルール3:先着順で予算上限がある

どの自治体も予算枠が決まっており、年度の早い時期に受付が終了することがあります。特に岸和田市のように年間10件程度しか募集しない制度もあるため、「やろう」と思ったら早めに動くことが重要です。

【市区町村別】大阪の空き家解体補助金 一覧

大阪府内すべての市区町村を網羅するのは難しいため、ここでは補助金制度が特に整っている主要6市区町村を比較します。まずは一覧で全体像を把握してください。

市区町村 制度名 対象建築年の目安 補助率 上限額(戸建) 申請期間 問合せ先
大阪市 狭あい道路沿道老朽住宅除却促進制度 昭和56年5月31日以前(重点地区) 1/2~4/5 105万~170万円 4月~12月末 大阪市住まい公社
06-6882-7053
東大阪市 空き家解体費補助制度 不良住宅・特定空家等に該当 4/5 50万円
(低所得者100万円)
随時先着順 空家対策課
06-4309-3244
岸和田市 不良空家除却事業補助金 空家1年以上・不良度100点以上 8割 80万円 5月~11月末
(事前調査受付)
住宅政策課
072-447-6513
寝屋川市 空き家除却補助金 1年以上空家・木造 4/5 50万~250万円
(面積による)
要確認 住宅政策課
枚方市 住宅の除却工事補助 昭和56年5月31日以前 条件による 20万円
(所得制限あり)
4月~12月末 住宅まちづくり課
072-841-1478
泉大津市 空家除却補助 昭和56年5月31日以前・木造 1/2 30万円 4月~12月末 建築住宅課

※上記は2026年7月時点の情報です。制度は毎年改定されるため、必ず各自治体の公式サイトで最新情報を確認してください。

大阪市の「狭あい道路沿道老朽住宅除却促進制度」が2026年度に拡充

大阪市の制度は2026年度に拡充されました。この制度は、幅の狭い道路(狭あい道路)に面した老朽住宅の除却(解体)費用を補助するもので、道路の拡幅と防災性向上を目的としています。

対象エリアは大きく分けて「対策地区」と「重点対策地区」の2種類があり、エリアによって補助率と限度額が異なります。重点対策地区の一部エリアでは補助率が異なるため注意が必要です。

対策地区と重点対策地区の違い

項目 対策地区 重点対策地区 重点対策地区
(一部エリア)
対象道路幅 4m未満 6m未満 6m未満
建築時期 昭和25年以前 昭和56年5月31日以前 昭和56年5月31日以前
構造 木造住宅 木造住宅 木造住宅
補助率 2分の1以内 5分の4以内 3分の2以内
限度額(戸建) 105万円(75万円から拡充) 170万円 100万円
限度額(集合) 80万円 125万円 200万円

注目ポイントは3つ。
対策地区の限度額が75万円から105万円に引き上げられた
重点対策地区の補助率が1/2から4/5(80%)に拡充され、限度額も170万円に
重点対策地区でも一部エリアは補助率2/3・限度額100万円と異なる基準が適用される
対象になる場合は、以前よりかなり多くの補助を受けられます。

補足

対象エリアの調べ方
大阪市の24区すべてが対策地区・重点対策地区に該当するわけではありません。おおまかに対策地区は、市内の密集市街地エリア(西成区・東住吉区・港区など空き家率の高い区)が中心です。正確な対象エリアかどうかは、大阪市都市整備局の窓口(大阪市住まい公社 06-6882-7053)に固定資産(家屋)評価証明書の写しを添えて事前相談する必要があります。

補助対象外の費用に注意
補助の対象となるのは「解体および整地に要する費用」のみです。建物内の残存物(家財・ゴミ)の撤去費は対象外となるため、別途自己負担が発生する点をあらかじめ把握しておきましょう。

計算例で見る補助金額

具体的にいくら受け取れるのか、ケースで見てみましょう。

ケース1:大阪市の対策地区、戸建住宅の解体費が200万円かかる場合

  • 補助率1/2 → 200万円×1/2 = 100万円
  • ただし限度額105万円以内 → 100万円が支給
  • 自己負担:200万円-100万円=100万円

ケース2:大阪市の重点対策地区、戸建住宅の解体費が250万円かかる場合

  • 補助率4/5 → 250万円×4/5 = 200万円
  • ただし限度額170万円以内 → 170万円が支給
  • 自己負担:250万円-170万円=80万円

重点対策地区の場合、補助率が高いため実質的な自己負担が大幅に減るのが特徴です。

大阪市以外の主な市区町村の制度

ここからは、大阪市以外の主要5市の制度を具体的に見ていきます。各市で対象条件・金額・申請の流れが大きく異なるため、自分の空き家がどの制度に当てはまりそうか、ひとつずつ確認してください。

東大阪市|空き家解体費補助制度(最大50万円、低所得者100万円)

東大阪市の制度は、「不良住宅」(測定基準100点以上)または「特定空家等」に該当する危険な空き家が対象です。補助率は5分の4(80%)で、限度額は50万円。低所得者(月収21.4万円以下かつ資産1,000万円以下)の場合は上限100万円まで引き上げられます。

単価基準は1㎡あたり12,000円で算出します。たとえば延床面積40㎡の空き家なら、40㎡×12,000円=48万円が標準除却費となり、その80%=約38.4万円が補助額の目安です(業者見積額がこれを下回れば、業者見積額の80%が採用されます)。

申請は随時先着順。交付決定前に工事に着手すると対象外になります。着手期限は交付決定日から60日以内、完了報告は年度内3月15日までと、比較的タイトなスケジュールです。

岸和田市|不良空家除却事業補助金(最大80万円・募集10件)

岸和田市の制度で特に注意が必要なのは、募集件数が年間10件程度と極めて少ないことです。事前調査の受付期間は5月7日~11月30日ですが、予算に達し次第終了となるため、年度の早い時期に申し込む必要があります。仮に6月時点で申し込んでも、すでに埋まっている可能性があります。

補助額は「延べ面積×(単価or標準除却費の低い方)×8割」で計算され、上限80万円です。事前調査に2~3週間、交付決定にさらに2~3週間かかるため、全体で1~2か月程度の期間を見込んでおきましょう。

岸和田市には代理受領制度があり、解体業者が直接補助金を受け取ることも可能です。利用すれば、申請者が一時的に全額を立て替える必要がなく、手元資金が少なくても工事を依頼しやすくなります。

寝屋川市|空き家除却補助金(最大50万~250万円)

寝屋川市の補助金は、1年以上空き家状態の木造住宅が対象です。補助率は5分の4(80%)で、床面積によって上限額が異なります。

  • 100㎡未満:上限50万円
  • 100~200㎡未満:上限100万円
  • 密集地区別制度:上限250万円(条件あり)

比較的規模の大きい空き家でも対応しやすい制度ですが、密集地区別制度の対象エリアなど条件が複雑なため、事前に住宅政策課へ相談することをおすすめします。

枚方市|住宅の除却工事補助(上限20万円・所得制限あり)

枚方市の除却工事補助は、限度額が20万円と他の自治体と比べて大幅に低い点に注意が必要です。対象は昭和56年5月31日以前に建築された住宅で、耐震診断で基準未満と判定されたものが対象となります。

所得制限があり、世帯年間所得が256.8万円以下の方のみが対象です。この所得制限に該当しない場合、枚方市には別途「若者世代空き家活用補助制度(上限100万円)」がありますが、こちらは空き家を活用(改修等)する場合の制度であり、単なる解体には使えません。

事前相談の受付は4月7日~12月14日、交付申込書の提出期限は12月28日、完了報告期限は令和9年2月26日です。必要な書類が多く(登記事項証明書・住民票・課税証明書・耐震診断書など)、事前準備に時間がかかる点も考慮しておきましょう。

泉大津市|空家除却補助(上限30万円)

泉大津市の制度は対象が限定的です。昭和56年5月31日以前に建築された木造一戸建住宅(または長屋住宅)で、1年以上居住や使用実績がないことが条件。さらに「誰でもできるわが家の耐震診断」で評価が7点以下である必要があります。

補助額は除却費用の1/2以内で、上限30万円。申込期間は4月1日~12月28日までで、先着順です。

補助金申請の流れとスケジュール

補助金の申請は、以下の5ステップで進みます。どの自治体でも基本的な流れは共通ですが、大阪市の「40日前ルール」や岸和田市の事前調査期間など、市区町村ごとの差がある部分を押さえておきましょう。

ステップ1:自治体の窓口に事前相談・現地調査

まずは空き家がある市区町村の担当窓口に電話または来庁して、制度の対象になるか確認します。自治体によっては事前に現地調査(現況確認)が必要な場合があります。岸和田市の場合は事前調査に2~3週間かかるため、余裕を持って動きましょう。

この時点で必要なもの:固定資産(家屋)評価証明書の写し/物件の場所・面積がわかる資料

ステップ2:交付申請書の提出(工事契約前に行う)

最も重要なステップです。解体工事の契約を結ぶ前、または工事に着手する前に交付申請を行います。大阪市の場合は「申請から40日以上前に工事に着手してはいけない」と明確にルール化されています。また大阪市では「交付申請前に解体の工事契約をした場合は原則補助金を受けられない」とされていますが、「工事着手までに十分な期間がある場合は申請できる場合もある」とされており、該当する場合は窓口で相談が必要です。

必要な書類の例:

  • 交付申請書(所定様式)
  • 事業計画書(解体工事の見積書・図面等)
  • 登記簿謄本(全部事項証明書)
  • 固定資産評価証明書
  • 所有者の同意書(共有名義の場合)
  • 位置図・現況写真

ステップ3:交付決定 → 工事契約・着工

自治体が審査し、交付決定通知が届いたら、はじめて解体業者と正式な工事契約を結び、着工できます。岸和田市の場合は交付決定までにさらに2~3週間かかるため、ステップ1からのトータルで1~2か月程度の期間を見込んでおくと安心です。

ステップ4:工事完了 → 実績報告書の提出

解体工事が完了したら、所定の実績報告書に完了写真・領収書などを添付して自治体に提出します。提出期限は自治体ごとに決まっており、大阪市は令和9年2月26日、東大阪市は年度内3月15日までとされているため、工事のタイミングには注意が必要です。

ステップ5:補助金の受領

実績報告が審査され、問題がなければ指定の口座に補助金が振り込まれます。大阪市の場合は「解体工事費の全額の支払いが完了した後」の振込となるため、業者への支払いを先に済ませておく必要があります。岸和田市など代理受領制度を利用できる自治体では、申請者が一時的に全額を立て替える必要がなく、業者が直接補助金を受け取ることも可能です。

補足

全体のスケジュール目安
ステップ1(事前相談・現地調査)→ 数日~3週間
ステップ2(交付申請)→ 自治体により審査に2~4週間
ステップ3(交付決定 → 契約・着工)→ 工事期間は1~3週間程度
ステップ4~5(報告・受領)→ 完了後1~2か月程度
余裕を見て、全体で3~4か月程度の期間が必要と考えておきましょう。

【現場から】申請前に知っておきたい実務の詰まりポイント

制度の説明だけでは見えてこない、実際の申請でつまずきやすいポイントを2つ紹介します。制度そのものではなく、手続き面で「申請したくてもできない」という状況をあらかじめ知っておくことで、無駄な動きを減らせます。

具体例① 相続登記が終わっていないと申請書類が揃わない

両親が亡くなり、大阪市の実家を兄と弟の2人で相続したが、登記は亡き父の名義のまま。補助金の申請に必要な登記簿謄本(全部事項証明書)を取ると、所有者欄は「父○○」のまま。自治体の窓口で「登記上の所有者と申請者が違う」と指摘され、申請できなかった。相続登記をするには遺産分割協議書と印鑑証明書などが必要で、遠方に住む兄の同意を得るのにさらに時間がかかり、年度内の申請を逃してしまった。

登記名義が被相続人のままの場合、申請前に相続登記を完了させるか、相続人全員が同意していることを証明する書類(遺産分割協議書の写しなど)を自治体に確認する必要があります。

具体例② 「補助金で解体したらトータルで損」というパターンもある

岸和田市に空き家を持つAさん。補助金80万円を使って解体し、更地にしてから売却しようと考えた。ところが、更地にしたことで住宅用地の特例が外れ、固定資産税が年間3万円から18万円に上昇。売却までに2年かかり、固定資産税の差額だけで30万円以上の負担増になった。補助金で得た80万円のうち、30万円以上が税金の増加分で相殺された計算になる。

補助金だけで判断せず、解体後の固定資産税の変化まで見込んだトータル試算が必要です。この物件には、むしろ解体しないまま買取業者に売却した方が、Aさんの手取りは多かった可能性があります。

これらの詰まりポイントを回避するには、申請の前に登記の状態・共有者の有無・解体後の税金変化を事前に確認しておくことが重要です。

解体前に考えたい「補助金の落とし穴」

補助金をもらって解体することが、必ずしもトータルで得とは限りません。特に注意したいのが、解体後の固定資産税の上昇と、補助金対象外費用の存在です。

更地にすると固定資産税が最大6倍になる

空き家が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税の課税標準が最大6分の1(200㎡以下の小規模住宅用地)に軽減されています。しかし、建物を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなり、固定資産税は一気に元の水準(最大6倍)に戻ります。

具体的な数字で見てみましょう。

ポイント

固定資産税の変化の例(土地の固定資産税評価額1,000万円の場合)

【空き家具あり(住宅用地特例適用)】
課税標準額:1,000万円×1/6 = 約167万円
固定資産税:167万円×1.4% = 約2.3万円/年

【解体後・更地(特例なし)】
課税標準額:1,000万円(特例なし)
固定資産税:1,000万円×1.4% = 約14万円/年

差額:年間約11.7万円の増加

解体後すぐに売却できるなら問題は小さいですが、「補助金をもらったから解体したものの、売れずに更地を数年持つことになった」というケースでは、補助金で得た金額を固定資産税の上昇分が食いつぶす計算になります。

「解体して売る」と「解体せず現況買取」の比較

空き家の出口として、解体してから更地で売る方法と、解体せずに現況のまま買取業者に売る方法があります。それぞれの違いを表で比較してみましょう。

比較項目 解体してから売る 解体せず現況買取
あなたの手間 大きい(自治体申請・解体業者手配・報告書作成) 小さい(買取申込・書類提出のみ)
費用負担 補助金を差し引いても自己負担が残る可能性あり 解体費用は業者負担(価格に反映)
期間 3~4か月(申請~解体~売却) 2~4週間程度
固定資産税 更地後、特例が外れて増加(売却までの期間が響く) 変化なし(所有権移転まで元のまま)
売却価格 更地の方が高い傾向(ただし解体費は差し引かれる) 更地よりは低め(解体費相当が控除される)
残置物対応 原則自己負担で撤去が必要
(補助金対象外)
業者負担で対応可能なケースあり
向くケース すぐ売れるエリア・補助金条件に合う・現金をかけてでも高く売りたい 補助金対象外・予算切れ・即現金化したい・税金リスクを避けたい

この比較で重要なのは、「補助金がもらえるから解体する」と決める前に、解体後の固定資産税や売却までの期間を考慮したトータル試算をすることです。

特に以下のようなケースでは、解体せずに現況のまま買取に出した方が結果的に得になることがあります。

  • 補助金の対象条件に合わない(建築年が新しい/道路幅が狭すぎない/構造が木造以外)
  • 予算切れで補助金を受けられなかった
  • すぐに現金が必要で、解体の時間をかけられない
  • 更地にした後の固定資産税負担が重いエリアにある
  • 建物内に家財・残置物が多く、その撤去費用も負担したくない

解体せず現況買取を検討する場合、空き家の買取に対応している業者を比べる必要があります。提示額や対応可能な物件条件(残置物の有無・立地・老朽度)は業者によって異なるため、複数社で査定を比較するのが失敗しない選び方です。

よくある質問(FAQ)

Q. 空き家解体補助金は工事が終わってから申請してもいいですか?

できません。ほぼすべての自治体で、工事着手前(契約前)の申請が条件です。着工後に申請しても補助金の対象外になります。大阪市の場合は「申請から40日以上経過するまで工事着手不可」と明確にルール化されています。必ず工事契約を結ぶ前に自治体へ交付申請をしましょう。

Q. 相続登記が済んでいない空き家でも申請できますか?

登記上の所有者が被相続人のままだと、そのままでは申請できないケースがほとんどです。登記簿上の所有者と申請者が一致しないためです。相続登記を完了させるか、相続人全員の同意を証明する書類(遺産分割協議書の写しなど)を添えて、自治体の窓口で個別に確認する必要があります。

Q. 兄弟で共有名義の空き家ですが、一人だけで申請できますか?

共有名義の場合は、基本的に全共有者の同意が必要です。一人だけで申請すると、他の共有者に無断で解体したとみなされる可能性があります。申請時には全員の同意書と印鑑証明書を求められることが一般的です。共有者間で話がつかない場合は、解体より先に共有状態の解消を検討する必要があります。

Q. 解体補助金をもらったら税金はかかりますか?

多くの場合、空き家解体のための補助金は、移転等の支出に充てるための交付金として、所得税の総収入金額に算入しない取扱いが可能とされています(国税庁の文書回答に基づく一般的な取扱い)。つまり課税対象外となる可能性が高いです。ただし、補助金の目的や使途によって取扱いは変わるため、確定申告の際には管轄の税務署に確認することをおすすめします。

Q. 複数の補助金を併用できますか?

同一の解体工事に対して、複数の公的補助金を併用することは、ほとんどの自治体で認められていません。たとえば国の補助金と市区町村の補助金を両方受けることはできません。ただし、補助金の目的が異なる場合(解体補助金とブロック塀撤去補助金など)は、自治体によって取り扱いが異なるため、事前に窓口で確認してください。大阪市ではブロック塀等撤去促進事業との併用が可能な場合があります。

Q. 解体せずに空き家を売ることはできますか?

可能です。空き家の状態でも、現況のまま買い取る業者がいます。仲介ではなく買取のため、内覧やリフォームの必要がなく、残置物があっても対応可能なケースが多いのが特徴です。解体費が不要で、更地にしたときの固定資産税上昇リスクも回避できます。そのぶん買取価格は更地売却より低くなりますが、手間・時間・税金をトータルで考えると有利な場合もあります。

まとめ|まずは自分の市区町村の制度を確認しよう

大阪の空き家解体補助金は、市区町村ごとに制度・条件・金額が異なり、大阪市のように2026年度に拡充された制度もあります。まずは以下の3つを確認するところから始めましょう。

  1. お住まいの市区町村に解体補助金の制度があるか → この記事の一覧表と各市の詳細を参照
  2. 自分の空き家が条件に合うか → 建築年・構造・道路幅・空き家期間・所得制限などを確認
  3. 条件に合わない場合・予算切れの場合の出口を考えておく → 現況買取を含めた比較検討

補助金の制度確認と同時に、登記の状態や共有者の有無、解体後の固定資産税の変化もあわせて確認しておくと、後悔のない選択ができます。解体するかどうかの判断で迷った場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

補助金を活用するにしても、現況買取を選ぶにしても、まずは空き家の現状を正しく把握し、複数の選択肢を比べた上で決めることが、後悔しないための第一歩です。

PR|本コンテンツには広告リンクを含みます。

空き家の売却で迷ったら

アルバリンク全国対応

株式会社AlbaLink(訳あり物件買取プロ)

東証上場の訳あり物件買取専門。空き家・ゴミ屋敷・事故物件まで、他社で断られた物件も全国で現況買取。残置物や老朽化もそのまま相談できる。

全国対応東証上場企業他社で断られた物件も
無料査定を申し込む 無料・1分で入力完了/しつこい営業なし

-空き家
-, , , , , , , , , , ,